瞬間を抱きしめよう

好きなものを好きなだけ

はちみつほっとミルク。

 

少し長いけれど、「応援している誰か」がいる人みんなに読んでほしいエッセイ。

 

 言葉はときに人をやさしく包み込み、ときに人を鋭く傷つける。受け手によって意味が変わってくる、ある意味変幻自在な難しい存在だ。(中略) そのことを理解できないから、人は言葉で人を傷つけるのだろうか。ケンカ中におたがいが言ってしまったなどということではなく、一方的に言葉を使って人を傷つける。相手の気持ちになれないのだろうか。自分が逆の立場だったら嫌だからやめようと思えないのだろうか。無慈悲な思いを抱いても、自分の心に留めておくことはできないのだろうか。

 

 今は匿名で言葉を届けることができる時代。そんな時代だからこそ、言葉をどれだけ大事にしないといけないか。改めて1人1人が考え直さなくてはいけないのではないか。人間の時間は無限じゃなく有限だ。その限られている時間の中で、故意に人を鋭く傷つける時間になんの価値もない。なんの意味もない。とても無駄な時間だ。西畑は自分にいい思いを抱いていない人が言葉で鋭く傷つけてこようが、有限の時間の中でそんな無駄な時間を西畑のために割いてくれてむしろありがとうという気持ちになる。異端児かもしれない。いい思いを抱いていなくても、西畑のことを思ってくれている時点で西畑の勝ちだという謎理論を展開している。

 だが何度も書くが、受け手によって意味は変わってくる。だから、言葉の重要さを考え直してみてほしい。温かい言葉より冷たい言葉のほうが目につく。100の温かい言葉より、1の冷たい言葉が色濃く見える。芸能人、著名人も人間だ。ストレスの吐き馬でも、サンドバッグでもない。どれくらいの方がこのエッセイを読んでいるかはわからないが、1人でも多くの方に伝わっていればいいなと思う。

 

 

今までどれほどの言葉に触れてきたのだろう。

どれほどの言葉で傷ついたのだろう。

 

分かろうと思っても知ることは出来ない。

悲しみも苦しみも、

100%理解出来るのは本人しかいないんです。

 

 

目立つから、といって批判を浴びせていいものではない。

それはクラスメイトのあの子も、普段行っているお店のあの店員も、街中を歩いているあの人も、みんな同じ。

誹謗中傷を当てられていい人間なんか1人もいない。

なのに、そういう環境の中で強くなってしまった。

 

 

 

応援の仕方もSNSも自由だし、自由に発言できることがSNSの良さだと言われているけれど、自由だからこそ考えなくてはならない。

 

自分が発する言葉を読む相手はいるし、どのように捉えるかは受け手。

 

 

悲しい言葉が1つでもあると心に残ってしまうほどの力がある反面、

温かい言葉が積み重なるとその力はとてつもないものになって、頑張れる理由になる。

 

言葉の力をどう使うのか。

 

今一度みんなで考え直すべきだと思う。

 

 

 

悲しい言葉より愛ある言葉が溢れるほどたくさん飛び交う世界であってほしい。

 

好きな人の目に、耳に届く言葉はどうか温かいものであってほしい。

 

幸せのためにある言葉であってほしい。

 

 

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「アイドルは儚く脆いからこそ光り輝く。」

 

終わりが来ることなんて想像したくないけれど、「終わりがあるから始まりがある」一方で、

始まったらいつか終わりがくるもの。

 

それは一瞬。

 

私自身、ずっとアイドルをしてきたあの人がメディアからいなくなるなんて今でも信じられない。

発表は夢だったのかな?って思う。

 

あの性格だからいつかふらっといなくなってしまう気はしていたけれど、いざいなくなるというのは辛い。

ずっと見てきた大切な人。

 

もちろん、思い出や感情、存在など心の中に残るものは沢山ある。

 

けれど、形としてはいなくなってしまうのがアイドル。

 

活動者も同じかな。

 

 

私たちの日常に、当たり前のように存在する「好きな人」。

 

当たり前のようだけどそれは当たり前じゃない。

 

本当に大切なものは失った時に気づく。

 

でもそれじゃあ遅いんです。

 

 

この道を選んでくれたことに感謝して、ありったけの愛を届けたい。

 

100の温かい言葉より1の冷たい言葉が色濃く見えるのであれば、1000でも10000でもふわっと優しく包んであげるような言葉を送りたい。

 

好きと伝えられる今を、大切にしたい。

 

 

 

アイドルでもアニメのキャラクターでも身近なお友達でもいい。

あなたにも「応援している誰か」がきっといると思う。

 

いつもは気丈に振る舞っていたとしても、心の中では叫びたいほど傷ついているかもしれない。

 

守ってあげたい、そんな風に改めて思うことができるこのエッセイ。

 

誰か1人にでも響いたら、とてもとてもうれしいな。